File No.1
某月某日都内某所
依頼内容 : ごみ |
「ゴミを捨ててほしい。」50代の女性から電話が来た。
引越しの為ゴミを処分して欲しいとのことで依頼先に行ってみて唖然…。
ワンルームマンションとのことで大体の想像はしていったのだが、そこには想像を遥かに超えたゴミが…。
玄関から溢れんばかりのゴミが天井まで目一杯積みあがり入る隙間もない。当然お風呂もトイレもゴミの部屋となっておりました。(片付けているうちに判明)
どうやって寝ていたんだ?そんな疑問も頭をよぎったがそんな暇はない。とにかく今日中に全部捨てなければ。
男3人で朝から夜9時までかかり2tトラック3往復。 ………終わらない。
結局翌日再出動して完了。
侮ってはいけない。ワンルームでも体積は結構あるぞ !!
それでも仕事があるのは有難い。
領収金額 400000円 ありがとうございました。 |
File No.2
某月某日都内某所
依頼内容 : 調査-張り込み |
旦那の浮気相手の家を調べて欲しい。それが依頼内容だ。
聞くとその旦那、前にも同じ女性と関係を持っていたらしい。怒り爆発で前回同様浮気相手の女性宅へ奥さんが乗り込んだが、どうも引越ししているらしい。勤め先のお店(飲み屋さん。ありがちです)はわかっているので店が終わるのを待って家まで尾けて欲しいとのこと。
5年前かもっと前のバブリーな頃に撮ったと思われる写真を一枚渡され、とある雑居ビルの見える路地に車を止め待機。
こんなテレビで見る様な張り込みは小生初めてでちょっと興奮ぎみ。気分はもうゴリさんかヤマさんか(古い)といったところだ。意味もなくあんぱんをほうばり、食後にたばこなどを燻らせてみる。
しかし、まて?これはキツイぞ。雑居ビルの出口一点をジッと見つめじーっとしている。
あんぱんも食ったしたばこも吸った。隣にいる大将はたばこを吸わない。密室でこれ以上たばこも吸えない。やはりじーっと見ているしかない。しかもこの雑居ビル、飲み屋が数件入っていて飲み屋のおねーさんなんか何人も出入りしているぞ。見失うかも!? そんなプレッシャーを感じつつもやはりじーっと見ている。
ちょっとそれらしい女性が出てくるとすぐさま出ていき、何気なく通り過ぎてみたりして確認してみる。違う。そうとわかればまた戻って張り込みだ。そんなことを繰り返し待つこと3時間(この手の仕事にしては短い。初めての私にはとーっても長い)。
「これだ」 隣の大将と同時に私もつぶやいた。何せもらったのはたった一枚の写真。しかし我々はその一枚から女性の生い立ち、はたまた老後まで想像していた。(メルモちゃんを見ていたおかげか?わかる人だけわかって。)頭の中で勝手にモンタージュを作っていたが、どうも大将も同じ様なものを作ったらしい。
そこからは尾行も成功し、無事家を探し出した。
その後のことは全くわからないが、この仕事で探偵業はつらいぞ、そして刑事は偉いぞということはわかった。
今度車の中であんぱんをほうばりながら一点をじーっと見ている奴がいたら、それは私です。邪魔しないでね。
予算一人頭時給3500円 探偵よりは安いはず。 ありがとうございました。 |